2024年の大統領選挙は民主党「カマラ・ハリス」さんと共和党「ドナルド・トランプ」さんの一騎討ちでした！
ドル円チャートが選挙開票日にどのように動いたのか、この記事で総まとめをやっておきます。
チャートと経緯をまとめてるサイトはどこにもないし、次回大統領選挙の時にドル円トレードで使えるのでちゃんと記録しておきますよん。
朝パン朝パンはどちらかというとトランプさん寄りなので、ちょっとトランプさん寄りの記載が多いかも。許してね。
まずはドル円の5分足チャートと開票速報(NIKKEIより）をまとめるとこちらのようになりました！
タップして拡大してご覧ください。
丸一日チャートに張り付いて、開票速報の記録を取りました！！！！！
どれだけトレード好きなんや！というツッコミ待ちです。
５分足チャートで見るとこれだけのドラマがあったのですが、実は日足チャートで見るとそれほど大した値動きはありませんでした。
日足チャートがこちらです。
選挙が終わって2週間くらい日足の動きを見ていたのですが、なんかナヨナヨした動きを続けていますね。
んーちょっと微妙な動き。
過去の大統領選挙のドル円日足チャートまとめ
本題に入る前に、ここで過去の大統領選挙の日足の動きをまとめてみました。それがこちら。
選挙開票日当日にも投稿してたのですが、改めてこの記事にまとめておきます。
2012年11月6日 オバマ大統領誕生
僕はまだ大学生。「Yes we can!」というパワーワードと共に誕生したオバマ大統領ですが、この時はまだトレードはしてませんでした。
選挙が終わってから大きく円安方向に進んでいきましたね。
この頃は歴史的な円高で1ドル70円台の時代です。大統領選挙に焦点を絞ってみてみると、大統領選挙が終わってから一気にドル円が上昇してくれて、すっごくやりやすい相場でした。
こんなにやりやすい動き方してくれるのなら、余裕で稼げただろうなぁ。
2016年11月8日 トランプ大統領誕生
続いてトランプショックが起きた大統領選挙です。この頃はもうトレードにどっぷりとハマっていました。チャートもリアルタイムでみていた時期です。
大きな下ひげをつけてから一気に上昇していったドル円。
この下ヒゲで大損した人もネットでたくさんみました。逆にかなりの金額を稼いでいる人のインタビューとかもみてました。
こんなチャートも、今ならすっごく稼げただろうなぁと思います。この頃は天才的にトレードが下手だった。。
それにしても日足レベルでの大きな下ヒゲは、今回のチャートでは出現しませんでしたね。
こちらが2024年のドル円日足チャートです。綺麗な陽線でしたね。
同じトランプさんでも、最初に当選した時のショックは今は無かったのでしょう。
相場ってサプライズがあった時に大きく動きますよね。
「まさかトランプにはならないでしょ」「あんなろくでもないやつが大統領になったら大変だ！」というのが、この頃の大衆心理でした。
今もそう言う人はいますが、この頃と比べると全然違いますよね。
2020年11月3日 バイデン大統領誕生
トランプさん再選をかけた大統領選挙。結果バイデン大統領が当選しました。
バイデンさんが当選してからは、日足チャート的にはあまり動きはありませんでした。
この頃は新型コロナが大流行して相場も一時パニックになった時ですね。その後の日足の動きを見ても、ドル円は今回みたいな冴えない動きでした。
この頃も全然勝ててなかった。チャートが上下するのに惑わされてメンタルやられてたのが懐かしい。
では2024年の大統領選挙とドル円チャートの動きを順にみていきましょう！
アメリカ大統領選挙2024！ドル円チャートの動き総まとめ
改めて、大統領選挙開票日のドル円5分足チャートの全体像がこちらです。全体的にはドル円上昇相場になりました。
開票速報の状況と共にチャートを見ていきます。
開票開始までは特に動きなし
開票開始までのドル円チャートは穏やかな動きをしていました。
開票開始は2024年11月6日の朝8時から9時頃（アメリカは夜です）。
日本時間の夜中から朝にかけては、いつもドル円は大して動きません。市場参加者も少なくて、ボラも出にくい時間帯です。
この日もいつもと同じように大きな動きはありませんでした。
アメリカではまさに投票がされている時ですが、投票中は誰も経過がわからないのでドル円チャートもかなり大人しいレンジ相場。
まあ流石に開票が始まるまではみんなトレードしないか。笑
僕も開票速報に備えてグースカ寝ていた時です。
開票開始！トランプさん優勢でドル円上昇を始めるも・・・
午前9じ45分時点の開票速報では、トランプさんが23人獲得してかなり優勢。
※開票速報は全てNIKKEIビジュアルデータより引用しています。
この結果を受けて、ドル円の上昇が止まりませんでした！！
開票速報では、まだまだ512人が未決定なので、どうなるかわからない状態。だけどこの上昇はすごい！
朝パン陽線が連続していたのでトレードもかなりやりやすかった。
ロング！！ロング！！
その後もトランプさん有利な展開が続きます。
午前10時の時点で、すでにトランプさんが95人の票を獲得。
ドル円5分足チャートも上昇が止まりません。
これだけ相場が反応してくれると面白いですよね。
開票前から言われていたことですが、この構図が出来上がっています。
トランプさんが優勢→ドル円上昇
ハリスさんが優勢 →ドル円下落
トランプさんの圧勝か！？
誰もがそう考えていた午前10時半、開票速報に驚きの事実が・・・・！！！
ハリスさんが35人から49人に一気に票を伸ばしてきたのです！！
それに対してトランプさんは95人から101人と、伸びが鈍化してきちゃった！
これを受けてX(Twitter)でも「ハリス優勢」と言うワードがトレンド入りします。
ドル円5分足チャートも以下の通り、上昇の雲行きが怪しくなってきた・・・・。
その後も「ハリス優勢」と言う声が絶えることなく、どんどんハリスさんが票を伸ばしていきました。
な、な、71人！！！！
トランプさんとハリスさん、どちらが勝つかわからなくなってきた午前10時45分。
開票開始から、ものの3時間ちょっと。これだけの接戦を繰り広げる展開になるとは、誰が予想しただろうか！！
ちなみに開票日直前は、トランプさんが53%の支持を得ていました。トランプさん有利に展開していくことは、あらかじめ相場も織り込んでいたと言うことになります。
それがここにきてハリスさんが追い上げを見せたものだから、ドル円チャートも少し尻込みをしている印象を受けました。
5分足で見ても陰線が目立つようになってきた・・・！！
さてどうなる大統領選挙！！？！？！？
再びトランプ優勢に！！ドル円が爆上がり！
ハリスさんが優勢の声が増えてきた中、午前11時過ぎに開票速報が更新されました。
トランプの票が伸びている！！！！！
ハリスさんの票も伸びていますが、それ以上にトランプさんの票が伸びていることが印象深かった。
開票速報をみちえる誰もが同じ印象を持ったはず。
それでドル円もまた上昇を開始！！5分足の大陽線が出現しました。
そして10分後の午前11時15分頃。さらにトランプさんの票が一気に伸びました。
止まらないトランプ。
止まらないドル円。
止まるハリス。
「ハリス優勢」の言葉は一気に少なくなり、代わりに「トランプ勝利確実」がXのトレンドに入りました。
「ハリス優勢」が出てきた時間を押し目にして、ドル円チャートも大きく上昇し高値を軽々と超越していきました。
余談ですが、僕はXで大統領選挙の様子を投稿していました。
そして大統領選挙の裏側で、伝説を生み出してしまいました！！！
なぜか僕のポストがバズり、34万インプレッションを達成したのです！！！！
こんな経験二度とないかもしれないので記念スクショ。
朝パンすごいでしょ！！笑
そしてその後も開票速報が更新され、午前12時半頃にはトランプさんがほぼ2倍の差をつけていました。
開票も半分くらいが終わった状態でこれ。
もちろんドル円もどんどん上がりました。
トランプ確定ムードが広がり、ドル円の上昇が最高潮になります。
「事実売り」も少しずつ入ってきてる感触。陰線が出てくるようになりました。
ここで開票は半分ほどを終えてるので、トランプさんでほぼ確定。
誰もがそんな気持ちになっている頃、転機が訪れます。。
ハリスジャンプ！？まさかの逆転を想定してドル円は下落を開始！
午後1時45分。
トランプさんの伸びが鈍化してきます。代わりにハリスさんが200人に到達することで、またハリスさんが勝利するかもと言うムードが出てき始めました。
Xでは「ハリスジャンプ」がトレンド入りします。
ドル円５分足も下落を始めました。これまでに見たことない下落です。
「もしかしたらハリスさんが勝利するのかも・・・・」
大衆心理が再度ハリスさん勝利の予感を持ち始めた！！！
それもそのはず。
2020年のバイデン大統領が誕生した選挙では「バイデンジャンプ」と言う現象が起きていました。
トランプ勢が優勢だったのにも関わらず、選挙終盤でバイデン票が一気に増えて、トランプを追い抜いたのです。
ネットでは「不正だ！」と言う声が上がっていますが、不正かどうかは僕には分かりませんし、これについて意見を言うつもりもありません。
でも事実として「バイデンジャンプ」は起きました。
そのため今回もトランプさんが優勢であっても「ハリスジャンプ」が起きてハリスさんが勝利するのではないかという憶測が広まっていました。
その憶測を受け、ドル円は下落を始めました。
この下落は長い間続き、全部で２時間くらいは陰線が多かったです。
僕は午前中はロング一択でトレードしていたのですが、この頃からロングで勝てなくなり、トレードも控えていました。
朝パンもしかしたらハリスさんが本当に勝って、
ドル円が大暴落するかも・・・・！
この時僕も警戒感丸出し、お尻も丸出しでチャートを眺めていました。
結構長かった・・・！
トランプさん勝利確実に！！ドル円はまた上昇へ！
その後しばらく開票速報の票数が更新されませんでした。
アメリカでは「トランプさんが勝利確実！」と言う情報が出回っていた（？）とXに投稿している人がちらほらいましたが、それが事実かどうかは分かりませんでした。
開票速報が更新されないまま午後3時頃。
なぜか再びドル円が上昇を始めました。そしてなぜか開票速報サイトがサーバーダウン！！！やめてーーー！！
「ハリスジャンプのために速報サイトまで一時閉鎖して、改ざんするつもりか！？！？？」
そんな邪推をしながら、サイトの更新ボタンを何度も押してチャートを見ていました。
ドル円は上昇してました。
でもこの時点では開票の情報が入ってきてないですし、ダブルトップをつけて本格的に下落してくるかもしれないと考えていたので様子を見るしかありませんでした。
朝パンここが一番グダってて、長かったなぁ。
Xを見ていると、だんだんと「日本の情報は遅すぎる！メディアは何をやってるんだ！」とか「すでにトランプさんが勝利確実らしいよ」と言う投稿が増えてきていました。
Youtubeのライブ配信でも開票速報を見ていましたが、日本ではまだトランプさんの勝利確実！と言う情報は入ってきてませんでした。
。。。。
最後に開票速報が更新されて待つこと２時間。
午後3時半頃、開票速報サイトのサーバーが回復！速報も更新されました！！！
トランプさん強い！！！！
270が過半数で、トランプさんは247人を獲得していました。
朝パンこれはトランプさん勝ちそうだな！
ドル円も上昇してるし、「ハリスジャンプ」もなさそうだと確信しました。
そしてドル円も力強く上昇を始めます。
Xでは「勝利宣言」がトレンド入りしていました。
トランプさんが勝つ！！
みんながそう思っていることを確信したのもこの瞬間です。
だけど今度は「事実売り」にかなり警戒をしていました。
相場は「思惑で買って、事実で売れ！」と言う格言があります。
トランプ大統領誕生の「事実」が出た瞬間、相場は急に顔色を変えて下落を始めるんじゃないかと警戒しなければなりません。
そこで僕はこの時点でトレードをやめました。
最初の上昇でかなり稼げたし、満足してたのもあります。
でも「事実売り」が何よりも怖かった。怖い時は何もしない！！
そして午後5時頃。
トランプさんの勝利宣言が日本でもリアルタイムに放映されました。
トランプさんが勝利宣言をしてからは、ドル円は「事実売り」が発生することはありませんでした。
上がりも下りもしない「様子見」のレンジ相場でしたね。
トレードしてもあまり旨味のない相場でした。トレードしなくてよかった。
大統領選挙の最終結果はトランプさんが312人の過半数を獲得して勝利となりました！
黄色い枠がついた州が「選挙で特に重要な7つの州」とされていて、この重要な７つの州で票を獲得した方が勝ちやすいとされています。
結果を見ると赤色のトランプさんが全ての州を制覇していますね。
圧勝でした。
朝パントランプさんおめでとう！
大統領選挙などイベントは積極的にトレードすべし！
以上が大統領選挙の経緯です。
FXトレードは重要指標発表などのイベントでは「トレードを控えろ」と言われます。
確かに「どうなるかわからない指標前」にポジションを持って指標発表をまたぐ、と言うのはただのギャンブルでしかありません。
FXはどこまでいってもギャンブル要素は残りますが、それでも不確実な要素が多いまま自分のお金を相場に預けるのはお勧めできません。
ですが、イベントでは大きく値動きがあるので稼ぎやすいのも事実です。
僕はイベントでは積極的にトレードしておいた方がいいと考えてるのですが、トレードする場合に意識していることがあります。
僕が意識しているのは以下の３つ。
- 事実を確かめながらトレードすること
- 思惑で買われて事実で売られる意識を持つこと
- リスク管理を徹底すること
事実を確かめながらトレードすること
ドル円チャートは、イベントの経過情報や結果の事実情報で動きます。
大統領選挙では「開票速報」の経過が事実情報でした。
情報を確かめながらトレードするのが、イベントでトレードする時の鉄則です。
重要指標が発表される場合は、指標の結果を見てからトレードするようにします。
2024年の10月末には自民党の総裁選がありました。その総裁選でも、必ず投票が開始された「事実」などの報道をもとにトレードしていました。
大体こういう有名な誰もが着目するイベントは、Youtubeでライブ配信がされていたり、どこかのサイトに速報が流されます。
その速報の「結果」に基づいてトレードするようにしましょう。
「相場の頭と尻尾はくれてやれ」と言う格言がありますが、まさにそのとおり。動く前からポジションを持つ必要はなくて、動き始めてからトレードすればいいのです。
思惑で買われて事実で売られる意識を持つこと
これも重要なのですが、最終結果が分かった時、相場はいきなり顔色を変えて急激な下落や上昇を始めたりします。
2024年の10月末の自民党総裁選では、高市さんが優勢だという思惑が広がっており、情報として出回っていました。
そのため総裁選の開票途中はドル円が上昇していましたが、それが一転、石破さんが当選すると途端にドル円は下落していきました。
これはある意味サプライズを含んでいるので、「事実売り」とは少し毛色が違います。
が、「最終結果」が分かった途端に方向性が一気に変わる。といった意味では同じなので例に出してみました。
「最終結果」には特に注意してイベントのトレードを楽しみましょう。
リスク管理を徹底すること
最後にリスク管理。
イベントはお祭りみたいなもの。「この機会に稼いじゃうぜー！」とハイテンションになって普段とは違うリスクをとってしまいがちです。
1回のトレードでの損切りを1万円と決めていたら、必ず1万円の損切り金額を一定にしましょう。
すごく当たり前のことですけどね。
イベントごとなのでトレードの回数が増えてしまうのは仕方ないです。でもリスク金額だけは何がなんでも死守しましょう！！
この大統領選で、僕はドル円何回もロングしてます。笑
おかげでめちゃくちゃ勝てました！！
と言うことで大統領選の経過をまとめてみました。
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