FXトレードするにあたって、ラインを引いてトレードする人はたくさんいる。そして僕もラインを使ってエントリー場所を決めてる。
水平ラインだったり、ななめのトレンドラインだったり。
これまではラインでの反発を狙っていたんだけど、いろいろ検証した結果、ブレイクを狙った方が大きく利益をとれることがわかった。
そう考えた経緯とかまとめて、すべての悩めるライントレーダーさんへの情報共有をしようと思う。
ラインでの反発を狙ったトレードの弱点
ライン反発トレードをする理由とその結果
相場は安いところで買って、高いところで売るんだ。
損失は限りなく少なくして、利益を徹底的に伸ばすんだ。
この相場格言が頭にあるから、自然とトレードスタイルもラインでの反発を狙ったトレードに固執してた。
だって、ラインにタッチしたところってチャート上はとても安いところ(ロングの場合)に見える。
ラインでの反発を狙ったトレードだったら、ラインブレイクされたらすぐに損切りすればいいし、うまくラインで反発してくれたら利益は果てしなく伸ばすことができる。
リスク1に対して、リワード10くらい狙えるトレードができる!天才じゃない?人生リタイアじゃないか!
この理念に基づいて、僕はラインでの反発ばかりを狙ってトレードをしていた。
その結果がこれ。
金額はかなり少ないけど、これ最小ロットでやってるからね。
連敗しすぎでしょ・・・・。
損切りはしっかりするあたり、これまでのむちゃくちゃトレードからは卒業しているけど、それにしても実績ベースの勝率とリスクリワードが悪すぎる。。
損失を少なくしようとする気持ちが先行しすぎて、損切りしかしてない!損切りの神様が降臨してきてますね。
ライン反発トレードの弱点:ダマシのブレイクアウト
僕がさんざんやられてしまったのはこいつのせい。
この黄色い丸で囲った、おひげちゃん。かわいいかわいいおひげちゃん。
僕がとってたトレードスタイルは、水平ラインを少しでもブレイクしたら損切りをするっていう、超ミニマム損切り型トレード。
だから、こんなおひげちゃんが出てきちゃうと、すぐに損切りになる。
損切りになるんだけど、ローソク足が確定して、おひげちゃんになったのを見ると、悔しいからまたすぐにエントリーをしちゃう。
そしてまたすぐ損切り。この繰り返し。ぐぬぬぬぬぬ。
ここから改善を試みようとするんだけど、たどり着くのは「ラインを引くポイントが違うんじゃないか」とか「チャネルラインならちゃんと機能するんじゃないか」とか。
結構こんなことをぐるぐるとやってきてるから、さすがにそこは本質的な改善にならないのもわかっている。
実際はいろいろとラインを引きなおしたり試行錯誤してるんだけど、どうせ同じような問題に突き当たる。
そこで気づく。「意味ないことばかりやってんじゃないかな」って。
ライン反発トレードをすることによるメンタル面への影響
そして至った結論としては、ラインでの反発トレードは自分のメンタルにはあってないってこと。
だって、ライン反発トレードで大きな利益を得ている人はいるわけで、そんなトレーダーさんと自分が見ているラインはそんなに大きく変わるわけない。
ラインの引き方なんて、人によってさまざまだけど、みんな大体同じようなラインを引くでしょ。
スーパートレーダーだけが誰も知らないすっごいラインの引き方を知ってる、なんてことはないはず。
つまりは、ラインに対する考え方とか、考え方からくるアクションに違いが出ているはずなんだ。
これの考察は絶対に間違ってないと胸を張って言える!
ということで、ラインの反発トレードをするときに、自分の悪いメンタル状態を書き出してみた。
- ひょっとしてちょっとブレイクアウトしてヒゲになるんじゃないかって気になってしょうがない
- ほんとにこのラインで反発してくれるのか自信がない
- そもそも逆張りだし
- ラインタッチでエントリーした方がいいのか、ダマシのブレイクアウトがあった後にエントリーしたほうがいいのか迷う
- ラインにタッチする前に反発していくかもしれないから、早めにエントリー仕掛けておきたい
- ここでの反発を逃したくない。利益取りたい
とまぁ、未練たらたらのうじうじ野郎みたいなメンタルになっちゃってることがわかった。
特に、「ダマシのブレイクがないか」とか「ラインにタッチする前に反発したらどうしよう」とか、気にしないふりをしてても心の奥底ではすっごい気になってる。正直なところ。
トレードがうまくいかないのって、こういうメンタルの闇の部分があるからじゃないかな。だから強気にトレードすることができない。
この自信のなさが、すぐに損切りしちゃったり早めのエントリーにつながっているんじゃないかって。
僕は決して天才ではないし、他の人よりも突き抜けた技術や才能があるわけでもない。
だから、こんな感じでメンタルを揺さぶられることがあったらすごいトレードに影響がでてる。
ラインブレイクを狙ったトレードに切り替えた理由
そんな感じで、逆転の発想としてラインブレイクを狙ったトレードに切り替えることにした。
トレードスタイルを変えたのは、反発が機能しないからってわけじゃない。さっきも書いたけど、反発トレードは自分のメンタルに弱い部分を作るっていうのが理由。
じゃあなぜラインブレイクだとトレードがうまくいくのかっていうのもちゃんと考えてる。
反発トレードの逆になるんだけど、大体こんな感じでうまくいくんじゃないかなって。
- エントリーの基準が明確(ラインをブレイクした時)
- ラインブレイクしてからエントリーポイントを決めていくので、何度もエントリーを繰り返すこともない。
- 順張りに徹しているので、不安も軽減される
- ブレイクした時の勢いに乗れるから利益も取りやすそう
こんな感じで、自分のメンタルに対してポジティブな面が多そうだから、ラインブレイクを使ったトレードをしようかなって。
実際、検証もすすめてきているのだけど、これまでの他の方法よりも成績が段違いに良い。
イメージ的には、↓の画像みたいに、重要なラインをブレイクした後に一気にブレイクした方向に相場が加速していくところをとっていきたいって感じ。
いろいろと検証もやってて、もちろん課題はちらほらある。
ラインでの反発トレードと同じように、もちろんダマシのブレイクアウトだってあるわけだし、その時にはどうするべきかとか、自分の中で決めていかないといけない。
こういう時はどういう考え方で対応しなければいけないか、明確に決めていくことが大事なんだよね。
中途半端な気持ちでその場しのぎの対応をしていると、トレードは絶対にうまくいかないから。
それだけはわかってる。というか3年くらいトレードしてやっとわかってきた。
今のところ、リアルトレードでも若干うまくいき始めた兆しはあるから、もっともっと検証を繰り返していきたい。
自分に合ったトレードスタイルを見つけたような気がする。
(追記)ラインブレイクをさらに追及してトレードの方法をついに確立することができました。トレードノートとしてまとめているので、こちらの記事に遊びに来てみてください。
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