FXにおける資金管理術の本質とは【稼ぐ構造をつくろう】

2022/05/62024/01/29

トレードでお金を増やしていくためには、資金管理術を極めておく必要があります。どれだけ素晴らしいトレード手法をもっていても、資金管理術がおろそかになってたらお金は増えていきません。

トレード手法にしか興味のなかった僕は、資金管理術に目を向けることによってかなり成績が上がりました。
資金管理ってなんなの？？その本質が分かるようになります。

この記事のまとめ

おしながき

資金管理術の本質と３つの要素

資金管理術の本質とは、「自分の勝率とリスクリワードを把握し、継続的に資金が増える構造を作り出すこと。」だととらえています。

この「継続的に」という部分がとても大事で、トレードで稼いでいく以上は、トレードをすればするほどお金が増えていく構造を作っておかなければなりません。一時のラッキーパンチでお金がドカッと増えたとしても、それが長く続かなければ意味がありません。専業トレーダーになることもためらってしまいます。

トレードをやればやるほどお金が増えていくようにしなければ、誰も専業でやっていこうとは思いませんよね。

だったら最初っからその状態を目指して自分のトレードスタイルを決めていかなければなりません。

後ほど説明しますが、資金管理術の重要な要素である勝率とリスクリワード比率を把握しながら、トレードによってお金が増えていくようにします。

資金管理において重要な3つの要素は「リスクリワード比率」「トレードの勝率」「入金するお金の管理」です。

有名な考え方なので、ある程度トレードをしていれば誰でも知っているキーワードです。「そんなのわかっとるわ！」なんて言わず、トレードは基本が大切！ということで、これらの要素について改めて考えてみましょう。

リスクリワード比率とは、1回のトレードにおいて損切り金額（リスク）１に対して、どれだけの利益（リワード）を狙っててトレードするかという考え方です。当然、お金を増やしていくためにはこのリスクリワード比率を1より大きな数値にしておかなければなりません。

しかし、この比率を大きくしようとすればするほど、難易度は高くなります。そりゃそうですよね。損切りの幅１に対して１０の利益を取ろうとすればそれだけ長くポジションを保有しておかなければなりません。長い間ポジションをもっておくということは、その間に様々なことが起こり得ますからね。

続いてトレードの勝率とは、読んで字のごとく、トレードの全回数のうち利益確定をできた（勝った）回数の比率を表します。

一般的にトレードの勝率は50%前後で推移するものです。上がるか下がるかなんて誰にも分からない状態でトレードするのですから、まぁ大体確率は半々に落ち着きますよねっていう考え方です。

でも、FX本に載っているような教科書的なトレード手法は30%の勝率くらいに落ち着くようになってます。教科書に載っているような手法は、ある意味盲目的な手法になっており、総合的な判断を行っていないためです。

トレードの勝率はメンタルに影響を与えやすい指標でもあります。勝率が低いと不安になったり、逆に勝率が高いと調子に乗りすぎたりします。勝率については慎重に考えておく必要があります。

最後に、口座に入金するお金の管理も必要です。

トレード用にFX口座に入金するのはいくらにするのか、自分なりのルールを作って管理しなければなりません。

入金しておいて、トレードで使わないなら問題ない！・・・と考えられがちなのですが、FX口座に入金するお金は全てリスクマネーになります。メンタルが崩壊して狂ってしまった時、FX口座に入っているお金は全てつぎ込まれてしまうことが多いです。お金はあればあるほど使われますから。

さらに、FX会社によって凍結されるリスクもあります。必要以上のお金を入金しておいて、何かあった時に凍結されてしまって引き出せなくなる。なんて話はよく聞きます。

口座に預けるお金全てがリスクマネーになるんだという認識をもっておきましょう。

資金がどのように増えていくのかは、リスクリワード比率と勝率がどのような比率になっているのかで決まります。

しかし、リスクリワード比率と勝率はトレードオフの関係(どちらかを上げようとするともう一方が下がる)にあります。

単純に、リスクリワード比率を高くしようとすると、勝率は下がりやすくなります。大きな利益を取ろうとすると、それだけ難しくなるのはなんとなくわかりますよね。

一方で、勝率はメンタルに大きく影響を与える指標です。メンタル適正と相談しながらどのようにバランスをとるのかを決めていきましょう。