トレンドの方向とレジサポを見つければOK!
環境認識はできるだけシンプルに!誰にでもできる方法がいいです。
- FXの環境認識ってどうやるの?
- 環境認識がトレードにどう影響するの?
- シンプルで具体的な方法が知りたい!
こんな悩みを解決できる記事になっています!
FXの環境認識の基本から具体的な方法、環境認識に役立つツールまで、網羅的に解説していきます。
この記事を読むだけで、FXの環境認識をマスターし、自信を持ってトレードに臨むことができるようになります!
記事の前半では『FX環境認識の基本と重要性』について解説します。
後半では『環境認識の具体的な方法』について解説します。
環境認識はこれ読むだけでOK!
FXでの環境認識の重要性
まずは、環境認識がどれくらい大切なのか、ということについてお話しします。
環境認識がちゃんとできるかどうかで、トレードの成績が大きくかわります!
以下の流れで、トレードを実際に経験してきた僕の体験談も踏まえながらご説明します!
- 環境認識とは何か
- 環境認識でトレードがどのように変わるか
環境認識とは何か
環境認識とは、現在の大きな相場状況を把握することです。
「環境」と書かれている通り、トレードするにあたって大きな括りで相場状況を理解しておくことを意味します。
僕はFXに出会って3年間くらい、「環境認識とはなにか」よくわからずにトレードしていました。。
「環境認識」という単語自体は知ってましたが、どうやってやれば良いのか全くわからずにトレードしていました。
その結果は無残なものでしたよ。笑
環境認識は、トレードの重要な要素です。
無視してトレードしてしまうと、痛い目にあいます。
「現在の相場状況を把握」するには、大きく分けて以下の2つのことをチェックしましょう。
- ファンダメンタルの状況を理解する。
- テクニカル分析でチャートの状況を理解する。
まず、ファンダメンタルの状況で見ておくべき要素は1つです。
- 政策金利の動向
そして次に、テクニカル分析で見ておくべき要素は3つです。
- トレンドの方向
- 意識されているサポート・レジスタンスライン
- マルチタイムフレーム
それぞれの詳しい方法については記事の後半でお伝えします!
これだけ聞くとちょっと難しそうに思えますよね。
確かに、あまりにも細かく環境認識をしてしまうと混乱してしまいます。
なので、環境認識はできるだけ「シンプル」にやりましょう。
この記事でも、「誰にもできるシンプルな環境認識の方法」をテーマに重要なポイントだけに絞ってお伝えします。
まだちょっと抽象的な説明になっているので、記事の後半にかけて具体的な方法を読みながらイメージを膨らませるようにしましょー!
環境認識をすればトレードがどう変わるの?
環境認識をしっかりやることで、トレードの成績は劇的にかわります!
相場の状況を把握することで、適切なエントリーポイントや決済ポイントを見極められるようになります。
主に以下の5つの点のメリットがあり、トレードが上手になります。
- トレンドに沿ったトレードができるようになる
- リスク管理がしやすくなる
- 無駄なトレードを減らすことができる
- メンタルを崩さずトレードができる
- 勝率が上がる
トレードで勝てない時って、そのほとんどが「自爆」だと言われています。
つまり、自分で余計なことをして、自分でお金を減らしているのです。
FXトレードは「危険だ」とよく言われますが、そんなことはありません。
ただ単純に「自分のことを制御できない人」がお金を減らしているだけなのです。
環境認識を徹底することで、「勝手に変なことをしてお金を減らす」ということが圧倒的に少なくなります。
環境認識でしっかりとトレンドを把握すれば、相場の方向に逆らってトレードすることがなくなります。
そして、意識されるエリア(レジサポライン)も把握しておけば、その部分を背にして損切りポイントの設定もすることができます。
その上でトレードプランを作成すれば、「どこまで待てば優位なポイントでエントリーできるか」がわかりますよね。
そうすると、その時の気分に任せて闇雲にトレードすることがなくなります。
無駄なトレードを減らすことができれば「自爆」することもなくなります。
体系立ててトレードの前準備を進めていくことで、メンタルを崩さずにトレードすることができます。
トレードでメンタルを崩すときって、大体同じパターンじゃありませんか?
- 損切りされて、それをすぐに取り戻したくてロットをあげたり。
- 自分が思っている方向にこだわってトレードしたり。
- すぐに自分が元々考えてたことを捨てて往復ビンタを食らったり。
これら全部、環境認識をしっかりとしておいてトレードプランを考えておけば、無縁になります。
そしてメンタルが良好のままトレードすれば、勝率も自ずと上がってくるものです。
環境認識を徹底的にすることによって、トレードの質は大きく変わります。
FX環境認識の具体的な方法4ステップ
それではFX環境認識の具体的な方法4ステップを説明しますね!
こちらのステップを順に実行するだけでOKです
- ファンダメンタルの状況をチェックする
- トレンドの方向を確認する
- 意識されているサポート・レジスタンスラインを引く
- マルチタイムフレームで分析する
全てのステップを飛ばさないように、書かれている通りに実践するようにしてください!
何かを勉強する時によくやってしまう失敗は「自己流を混ぜ込む」ということです。
自己流を混ぜ込んだ瞬間、勉強している意味がなくなります。
うまくいかないまま時間だけが過ぎていきます。
この4つのステップだけでいいので、これだけやるようにしてください!
それぞれの詳しい方法を説明していきます!
ファンダメンタルの状況をチェックする
環境認識する際には、まずはファンダメンタルの状況を知っておくようにしましょう。
相場の大きな流れ(日足のトレンド)を左右するのはファンダメンタルです。
ファンダメンタルの中でも特に重要なのが「政策金利」の動向です。
「政策金利」が2つの通貨の間でどれだけ乖離していくかによってトレンドは大きく変わります。
例えば、2024年6月にはドル円が38年ぶりの高値を更新しました。
色んな要素がありますが、これはアメリカの政策金利がどんどん上がっているのに対して、日本の政策金利はずっと低いままだったためです。
つまり、アメリカと日本の政策金利に差が開いていき、円安に一気に進んでいきました。
こんな感じで、ファンダメンタルの状況を知っておかないと「なぜかドル円がずっと上昇している」としか見えません。
何も知らないと「上がりすぎてるからショート打っておこう」という単純な考えになってしまいます。
でも、ちゃんと政策金利の状況を知っておけば「今はどんどんドル円が上昇していく場面だからショートを打つのは危険だ!」という考え方ができるようになりますね。
環境認識する際には、ファンダの状況を知っておくようにしましょう!
トレンドの方向を確認する
トレンドの方向を確認することは、トレードの成功に直結します。
トレンドに逆らったトレードはリスクが高く、損失を招く可能性があるためです。
それに、トレンドに沿ってトレードした方が、圧倒的に利益を伸ばしやすいです。
「エントリーしたのになかなか利益が伸びない。伸びてもすぐに決済しないと危ない。」
という状況よりも、
「エントリーしてどんどん利益が伸びる。これからも伸びそう。」
という状況の方が心理的にも楽ちんじゃないですか?
トレンドの方向を理解することは「自分を楽にしてあげる」ことでもあります!
まず、トレンドの方向には以下の3つの種類があります。
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- レンジ相場
トレンドの方向を確認するということは、上記の3つのうちのどれなのかを判断することです。
これだけです。
結構簡単ですよね。
でもこれをやらずにトレードしてしまう人がたくさんいます。
絶対にやるようにしましょう。
3つのトレンドのうち、どの状態かを確認するためにはダウ理論を利用してください。
「高値と安値の位置関係」を確認すればOKです。
高値と安値が上に切り上がっている状態:上昇トレンド
高値と安値が下に切り下がっている状態:下降トレンド
どちらでもない状態:レンジ相場
という判断をしましょう。
以上の方法でトレンドの方向を確認することで、トレードの方向性を大まかに決めることができます。
トレンドに逆らわないトレードを心がけることで、「自分を楽にしてあげる」ように心がけましょ!
わざわざ自分を苦しめるようなトレードをしなくてもFXは稼げます。
「自分大切に」作戦で乗り切りましょう!
意識されているサポート・レジスタンスラインを引く
チャネルラインと水平ラインを引きましょう。
意識されているサポートとレジスタンスラインを引いて、重要なラインを特定します。
意識されている=何度も反発している
という意味です。
サポートされているラインは、下落を止められている価格帯のことを指します。
そしてレジスタンスされているラインは、上昇を止められている価格帯のことです。
2つをあわせて「レジサポライン」と略されることがよくあります。
これらのラインはその先も反発されやすいポイントなので、トレードでも気にしておかないといけません。
実際に、以下のような方法でサポートとレジスタンスラインを引くことができます。
- 何度も反発したポイントを見つける
- 上昇または下降トレンドの場合はチャネルラインを引く
- レンジ相場の場合は水平ラインを引く
たったこれだけです。
実際にやるときは、マルチタイムフレームで相場を確認していくので、色んな向きのラインを引くことができます。
上位足のラインを一番大切にしながら環境認識を進めていけばOKです。
地道な作業ですが、ここで引いておいたラインが後々のトレード判断に大きく関わってきます。
でもやることはとってもシンプルですよね?
シンプルということは「自分が理解できる」ということです。
理解した状態でトレードするのが、一番パフォーマンスを出せますからね。
あれこれと複雑なことを考えてたら、結局自分で理解できないまま頭がパンクするだけです。
難しいことは考えなくてもいいので、シンプルな思考でトレードしていきましょう!
レジサポラインを引くのは最初はわからないかもしれません。
でも慣れると自然に引けるようになります。
挑戦あるのみ!
マルチタイムフレームで分析する
これまでに説明してきた、以下のテクニカル分析をマルチタイムで行います。
- トレンドの方向を確認する
- 意識されているサポート・レジスタンスラインを引く
自分がトレードしている時間軸よりも上位の足がどうなっているか、「月足」から確認していきましょう。
- まずは月足からトレンドの方向を確認してレジサポラインを引く。
- そして週足でトレンドの方向を確認してレジサポラインを引く。
- 次に日足でトレンドの方向を確認してレジサポラインを引く。
こんな感じで複数の時間軸で同じことをやっていけばOKです。
ポイントは、トレードする時間軸よりも上位足だけで確認すること!
下位足なんかは見る必要がありません。見ても意味ありません。
僕がおすすめしているのは1時間足でトレードすることです。
その場合は、月足・週足・日足だけ見ていきましょう。
4時間足は1時間足と大して変わらないので見なくてもいいです。
兼業トレードをしていて忙しい日常の中でメンタルを保ちながらトレードするのは1時間足がおすすめ!
このようにマルチタイムフレーム分析をすれば、環境認識の本来の目的である「全体像を把握する」ことができるようになります。
シンプルな分析をマルチタイムフレームでシンプルにやっていくだけ。
これで環境認識ができるようになります。
FX環境認識に役立つツール2選
環境認識をするときに使える、こちらのインジケータとオシレータについて説明します。
- 移動平均線
- RSI(相対力指数)
ですが僕自身、インジケータとオシレータにはあまり頼らずに今まで説明してきた環境認識をやっています。
ですから、先ほど説明した「環境認識の具体的な方法4ステップ」だけでは自分で判断できそうにない、慣れてない方に向けて書きます。
チャートに色んなインジケータを表示させても、自分の理解が追いつけません。
だからできるだけシンプルに分析したほうが無難です。
今まで色んなインジケータやツールを使ってきましたが、シンプルが一番わかりやすくてトレード成績も良くなります。
移動平均線でトレンドを読む
移動平均線は、トレンドを視覚的に捉えるためのツールです。
FXトレードの入門書には必ず書いてある移動平均線。
この他にもたくさんのインジケータがありますが、結局は移動平均線が一番王道で使いやすい!
移動平均線の中でも、僕がおすすめするのはGMMA(複合型移動平均線)です。
12本の移動平均線を組み合わせて大きな流れを読むことができます。
GMMAには中期の移動平均線の束と、短期の移動平均線の束があります。
この2種類の移動平均線の束の関係を見ることで、トレンドの方向を理解することができます。
まず赤色の中期の移動平均線の束(移動平均線群)を見ることでトレンドの方向を見定めましょう。
上のチャート例だと、赤い移動平均線群が下向きに傾いていますね。
さらに赤い移動平均群の間隔が開いていることもわかります。
だから相場は下降トレンドだと捉えることができます。
さらにそれを裏付ける根拠として、青い短期の移動平均線群を確認してみましょう。
赤い中期の移動平均線群に何度も跳ね返されて下落していることがわかります。
レンジ相場の場合は、赤い移動平均線群が水平になっていてそれぞれの間隔もかなり狭くなっています。
さらに、青い移動平均線群が赤い移動平均線群を上下に何度もまたぎながら値動きを繰り返していきます。
レンジ相場に入ったときはトレンドフォローのトレードはすぐにやめなければいけません。
あらかじめレンジ相場になりやすいエリアを考えておくのも、環境認識をする際にやっておくと勝ちやすくなります。
移動平均線はとってもシンプルで使いやすいので、初心者にもおすすめです。
僕もインジケータを使うなら、必ず移動平均線を使います。
有名なインジケータほど、それを見てトレードしている人が多いです。
見ている人が多いということは、重要な局面でポジションが入りやすく、機能しやすいインジケータになります。
移動平均線は王道中の王道ですよね!
その中でも特に、相場の状況を見やすいのがGMMA。
ぜひ使ってみてください!
ですがGMMAのデメリットとして、チャートがごちゃごちゃしてしまうという点があります。。
何本も移動平均線を表示させてしまうので仕方ないですね。
色鮮やかに見えますが、結局そればかりが目に入ってしまって、プライスアクションなどに意識が向かなくなってしまいます。
なのである程度慣れたらGMMAは表示させないようにするのがいいです。
僕は1時間足でメインでトレードしているのですが、チャートにGMMAを表示させてません。
トレンドの方向がわからない初心者の時だけ、分析のお手伝いをしてもらってくださいね!!
RSIでチャートから頂点を見つけ出す
RSI(相対力指数)は、価格の上昇と下降の勢いを比較し、買われすぎや売られすぎを判断するオシレーターです。
オシレータの代表格ですね。
RSIを使うことで、相場の過熱感や反転のタイミングを見極めることができます。
TradingViewのパラメータ設定でいうとこんな感じ。
パラメータはなんでもいいですが、僕が使っているのはRSI(9)です。
RSIを使ったトレード方法は以下の3つの方法があります。
- RSIが70以上で買われすぎ
- RSIが30以下で売られすぎ
- RSIのダイバージェンスを確認する(難しい)
ダイバージェンスは少し難しいので、30と70の閾値を使って「売られすぎ」「買われすぎ」を見るようにしてください。
これだけで十分です。
ダイバージェンスは慣れてきたら使えますが、勉強し始めると慣れるまでかなり壁があります。
正直難しいです。
ダイバージェンス、ヒドゥンダイバージェンスの2種類があり、それぞれを見つける労力が慣れないと結構大変!
なのでここでも説明は省略します。
詳しくは以下のRSIについて説明した記事をご覧ください!
ということで、ダイバはとりあえず無視して「売られすぎ」と「買われすぎ」をみましょう。
僕もスキャルピングをする時に活用してます。
ここでRSIを使ったトレード例を説明しておきます。
例えばレンジ相場では、「売られすぎ」のポイントで単純にロングしておけば利益を出せます。
環境認識としてRSIを使う場合も、「売られすぎ」「買われすぎ」のポイントに着目してトレンドの状況を確認しましょう。
例えば上昇トレンドの場合、「売られすぎ」のポイントに注目してみると、前回の「売られすぎ」のポイントよりも高値を切り上げながら値動きが推移していますね。
下降トレンドの場合は「買われすぎ」のポイントが安値を切り下げながら推移していきます。
このように、「売られすぎ」「買われすぎ」となるポイントはトレンドの頂点になりやすいです。
なので単純にその頂点に注目するだけで、どのようなトレンドになっているかがすぐに分かります。
これだけで、シンプルに環境認識ができますよね!
もうちょっとおまけで説明すると、上昇トレンドではこの「売られすぎ」のポイントでロングエントリーをします。
そうすれば、綺麗に押し目買いができますよね。
「上昇トレンドの判断→RSIで押し目買い」この流れだけでかなり勝てます。
もちろん資金管理はしっかりとしないといけないので、損切りポイントはトレード前に決めておかないといけません。
僕はこの手法で寝る前の30分を使って1分足スキャルピングをやっています。(疲れた日はやらないですが)
メインは1時間足でトレードしつつ、RSIでスキャを楽しむのもなかなかいいですよ!
少しずつ自分が使える武器を増やしていって、トレードではその武器を使い分けながら戦うイメージをもつと分かりやすいです。
最初は武器がひとつでも構いません、ひたすらその武器を練習してレベルアップしていきましょう!
FXトレードって、ゲームと似たような部分がありますね。
環境認識を活用した3つのトレード戦略
環境認識が終わったら、いよいよどのようにトレードするのか考えるフェーズに入ります。
ここでは、トレード戦略の2つの考え方について説明します。
環境認識を綿密にしておくことで、トレードの戦略も、精度の高いものになります。
これまで説明した内容をもとに、自分で環境認識ができるようになっておきましょう!
トレード戦略の考え方には以下の方法があります。
- トレンド相場での押し目買い・戻り売り
- レンジ相場での逆張り
- レンジ相場からのブレイクアウト
逆にいうと、これ以外の方法でトレードすることなんてありません。
例えば、上昇トレンドで逆張りショートを入れることはあり得ません。
理由は「楽に勝てないから」です。
必ず上記2つのどちらかでトレードするようにしてください!
FXで大きく負けてる人は、2つ以外の方法でトレードして自爆していることがほとんどです。
必ず守るようにしましょう。
では2つの戦略について詳しく説明していきますね。
トレンド相場での押し目買い・戻り売り
トレンドフォローは、その名の通りトレンドの方向にポジションを取る手法です。
上昇トレンドではロング、下降トレンドではショートを入れていきます。
トレンドが続けば続くほど、利益もどんどん伸ばせます。
トレンドでのトレード戦略は、「押し目買い」か「戻り売り」になります。
上昇している中でも、チャートはギザギザに進んでいきます。
トレードする時は、できるだけ損切り幅が小さくて、できるだけ利益を大きく取れるポイントでエントリーするのが鉄則です!
だから上昇トレンドの場合は、ちょっと下に下がってきたポイントでエントリーを仕掛けるのが理にかなっています。
下降トレンドの場合はその逆で、下がっている中でちょっと上に上がってきたポイントでエントリーを仕掛けます。
押し目買い、戻り売りのエントリーの際には、以下の2つの方法を使います。
- レジサポラインでの反発やブレイクアウト
- RSIの売られすぎ買われすぎ
まず1点目のレジサポラインを使ったトレードですが、例えばトレンドラインをブレイクしたところでエントリーする方法があります。
下降トレンドが綺麗につくられている時などはこのシンプルな方法でもエントリーを仕掛けやすいです!
そして2点目のRSIを使ったエントリーですが、「売られすぎ」「買われすぎ」のポイントでトレンドフォローの方向にエントリーを仕掛けましょう!
下降トレンドの場合は「買われすぎ」のポイントでショートを入れていきます。
すっごく簡単なことですが、FXをやってて色んな情報を見ていると忘れがちな考え方です。
特にトレンド相場かレンジ相場かよく分からないポイントでトレードを仕掛けてしまうことがよくあります。
「自分を楽にしてあげる」ことを考えて、分からないところでは何もしないスキルも大事になってきます!
ここで注意!こうやって「うまく機能しているポイント」だけをピックアップして書いていると、実践したらすぐに勝てそうな気持ちになりますよね。
だけどチャートはこんな綺麗な形ばかりではありません!
だから難しい!!
うまくいくことばかり考えると痛めにあっちゃう!
うまくいかない時も当然あるので、リスク管理を必ず行って損切りポイントを絶対に置きながらトレードしてください。
トレンドラインを使ったトレードなら、トレンドラインの中に戻ってきたところが損切りポイント。
RSIを使ったトレードなら、買われすぎのポイントよりもさらに上昇してきたところが損切りポイント。
こんな感じで損切りルールは「トレードする前に必ず決めておいて」エントリーしましょう。
FX大全で、FXの基礎について詳しく説明しています。
基礎が怪しい方は必ず読んでおきましょう!
レンジ相場での逆張り
もうひとつの方法として、レンジ相場で逆張りをする方法があります。
- レンジの上下にサポートラインとレジスタンスラインを引く
- レンジの中でRSIを使ってエントリーポイントをさがす
RSIはレンジ相場の中では結構使いやすいです。
売られすぎ、買われすぎの場面でエントリーを仕掛ければかなり勝率が高くリスクリワードも良くなります。
トレードの例としては、以下の図のような形です。
ですがレンジ相場でトレードするデメリットとしては、「上下のラインがぴたりと揃っていることが稀」だということ。
上のチャート例でもそうですが、元々引いていた水平線をちょっとだけブレイクしてから戻してくるパターン結構あります。
「ダマシ」と言われる動き方ですね。
対策として、上下をある程度の幅を持ってみておくようにしましょう。
水平線だと、どうしてもその線でピタリと止まってくれそうですが、そんな綺麗なチャートは実際には存在しません。
綺麗なチャートを探そうとすればするほど、ドツボにはまっていきます。
さらに、レンジ相場では値動きが限定されているので、利益をどこまでも伸ばし続けることはできません。
レンジの範囲でトレードすることになります。
「もしかしたらこのまま思った方向にブレイクしてくれるかも?」なんて期待を持っていると、あっという間に建値に戻されてしまうので要注意です。
レンジ相場からのブレイクアウト
ブレイクアウトは、レンジ相場を抜けた方向にポジションをとるトレード方法です。
レンジ相場の間は、相場が値動きのエネルギーをためている状態です。
そしてそこから抜け出すと、エネルギーを発散して大きな値動きを作ってくれることがあるので、利益を大きく伸ばせます。
ブレイクアウト戦略を実践する際には以下のポイントが重要です。
- レンジ相場を見つけて上下に水平線を引いておく
- 水平線をブレイクアウトしたら、その方向にエントリーする
- ブレイクアウトがダマシになってレンジエリアに戻ってきたら損切りする
実際のチャートの例がこちらです。
うまくいった場合は、ブレイクアウトした方向にどんどん伸びてくれます。
利益を伸ばしやすく、リスクリワード比率もかなり良くなります。
僕もこの方法をよく使ってトレードします!
うまくハマってくれた時は本当に嬉しい!
ですがその反面、ダマシにあいやすいというデメリットもあります。
ブレイクアウトかと思ったら、すぐにレンジ内に戻ってくることもあるので要注意。
レンジの中に形成した直近高値などに損切りを設定しておくようにしましょう!
経験上、1分足や5分足などの短い時間足ではダマシが起きやすいです。
どうしても上位足の方向に左右されるので、ブレイクアウトしたと思ったらすぐに戻されることがよくあります。
だから短い足でトレードするのは難易度が上がります。
マルチタイムフレーム分析を事前にしておくことで、狙う方向をあらかじめ決めておいた方がいいでしょう。
反対に、1時間足や日足などの長中期足では成功することが多いです!
だから僕はブレイクアウトは1時間足トレードで活用しています。
まとめ
FXにおける環境認識の基本的な概念から具体的な方法、ツールの活用法、トレード戦略を解説しました。
環境認識の基本では以下の2つを説明しました。
- 環境認識とは何か
- 環境認識を行うことで得られるメリット
FX環境認識の具体的な方法は以下の4ステップでしたね。
- ファンダメンタルの状況をチェックする
- トレンドの方向を確認する
- 意識されているサポート・レジスタンスラインを引く
- マルチタイムフレームで分析する
FX環境認識に役立つインジケーターは以下の2つです。
- 移動平均線
- RSI(相対力指数)
環境認識を活用したトレード戦略は3つありました。
- トレンド相場での押し目買い・戻り売り
- レンジ相場での逆張り
- レンジ相場からのブレイクアウト
FXの環境認識、これでバッチリです!
環境認識と言われて、ちょっと難しい漢字だらけの用語だと思ってしまいますよね。
でも、今回説明した基本に沿ってシンプルに環境認識をしておけば、誰でもすんなりとできます!
難しく考えずに実践してみましょう!