RSIは使えないなんて思っていませんか?
そんなことありません。
RSIはかなり使えます!稼げます!
- FXトレードでRSIをどう使うべき?
- RSIの設定方法や使い方は?
- 実践でRSIをどうやって見ればいいの?
こんな悩みを全て解決します!
RSIの基本から応用まで、具体的な手法やチャート例を見ながら分かりやすく楽しく読めるようにしました。
RSIって有名なので教科書には必ず出てきます。
僕もFXを始めた当初、RSIの勉強をしました。
でも実践で使ってみて大損出しました。
それ以降しばらく使わなかった・・・。
でもFXの経験を積んで、ちゃんと勉強したらRSIってかなり使えるものだと分かりました!
今ではRSIをフル活用してトレードしています!
どうやってRSIを使えばトレードで稼げるようになるのか、現役トレーダーの僕がその全てをお伝えします!
お気に入り登録推奨!
FXに活用しよう!RSIの基本
では早速RSIの基礎から説明します。
基本なので教科書に書いてあるような内容ですが、実際の設定方法や僕が使っているおすすめのパラメータなど、独自の情報も盛り込みながら説明します!
RSIとは
RSIは「J.Wワイルダー」さんが開発したテクニカル指標です。
「Relative Strength Index」の頭文字を取ってRSIと呼ばれています。
日本語に訳すと「相対力指数」です。
日本語訳をもうちょっとかみ砕くと「相対的な力の指数」という意味になります。
「力」というのは、値動きの強さを表します。
つまり、最近の値動きと比べた時に、今の値動きがどれくらい大きいのかをパーセントで示してくれるツールになります。
値動きが最近の値動きと比較して顕著に大きい場合は、元に戻ってくる可能性が高いといえます。
つまり、買われすぎ(上がりすぎ)だとRSIが示している時には、その勢いが弱まって下げてくる可能性が高いといえますね。
このようにRSIは、売られすぎか買われすぎかを判断するためのテクニカル指標です。
チャートとは異なるサブウィンドウに表示し、値動きと RSIの売られすぎ、買われすぎを見ながらトレード判断をします。
ちなみに「J.Wワイルダー」さんは、テクニカルの世界では有名な方!
覚えておいて損はありません。
「ワイルダーのテクニカル分析入門」など、名著を残しています。
彼自身、トレーダーをしていたそうです。
僕もなんかすごいインジケータ発明して有名になりたい!
RSIの計算方法
RSIの数値は以下のように計算されています。
A ÷(A+B) ×100 = RSI
A: N期間の上げ幅の合計
B: N期間の下げ幅の合計
(Nはパラメータで設定する)
この数式の意味は、N期間の中で上昇や下落した値幅のうち、上昇した値幅がどれくらいの割合を占めるかを表します。
この割合が大きければ、直近の値動きは上げ幅がほとんどを占めるという意味になります。
相場はジグザグしながら動く性質がありますから、ずっと上がり続けるということはありません。
ということは、直近で上昇が続いている場合は下げてくる可能性が高いと言えますよね。
だからRSIの数値が高い場合は「買われすぎ」という判断ができます。
反対にRSIの数値が低い場合は「売られすぎ」となるわけです。
実際には以下のように判断しましょう。
- RSIが70%を越えると買われすぎ。
- RSIが30%を下回ると売られすぎ。
RSIについてネットで調べていると、以下のような記述をよく見かけます。
「チャート上は計算された結果が自動で表示されているので、どのように計算されているか知らなくても良い」
でもこれはあまり鵜呑みにしない方が良いです。
どのように計算されてて、それがどういう意味を持っているのか、必ず知っておくようにしましょう。
このオシレータを信じて自分の大切なお金をかけてトレードをするのです。
「何をしているのか」を自分で理解しておくためには、RSIの根本を知っておく必要があります。
自分で計算しなくても良いですが、どのように計算されているのかを理解しておいてください!
これはRSIに限らず、他のインジケータやオシレータにも言えることです。
トレードに使うものは、その内容を理解して使うようにしましょう!
ちなみにRSIの計算式は実際はもっと複雑になっていて、最初の式はかなり簡略化されています。
ワイルダーさんが考案したRSIが日本に伝わってきた際、誤って単純な計算式が広まってしまったらしい。。(噂レベル)
実際には以下のように複雑な計算をしています。
1本目のローソク足
RSI=A÷(A+B)×100
2本目以降のローソク足
RSI=C÷(C+D)×100
C:(1つ前の足で計算したRSI×(N-1)+現在のローソク足の値上がり幅)÷N
D:(1つ前の足で計算したRSI×(N-1)+現在のローソク足の値下がり幅)÷N
(Nはパラメータで設定した期間)
これだけ見るとかなり複雑ですよね。
流石にここまで複雑な計算式を覚える必要はありません。
やっていることは、RSIに移動平均の考え方を組み込んで滑らかな線にしているだけです。
最初の計算式を理解しておけばOKです。
RSIが使える3つの理由
RSIとは何か分かったところで、RSIを使うべき理由について説明していきます。
RSIを使うべき理由は以下の通りです。
- 相場が伸びきったところを狙える
- レンジ相場で損を出しにくい
- トレンド転換・トレンド継続の判断ができる
それぞれの点について詳しく説明していきます。
相場が伸びきったところを狙える
RSIは相場の上がりすぎ、下がりすぎを視覚的に把握できます。
RSIは0から100のパーセンテージで表示されます。
70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎとされます。
過去チャートを見てみればわかりますが、RSIの売られすぎ買われすぎのポイントはかなり機能しています。
「追っかけエントリー」をしてしまうことはありませんか?
上昇してきたからロングで追っかけエントリーをしたら、すぐに下がってきてしまうことがよくありますよね。
RSIを使うことで、この「追っかけエントリー」をなくすことができます!
買われすぎのポイントでは、相場が上に伸びきっている状態ととらえられます。
なのでロングではなくてショートを考えないといけません。
逆に売られすぎのポイントでは、下に伸びきっている状態になります。
だからロングを狙える相場になります。
もちろんRSIだけでなく、マルチタイムフレームで分析して、トレンドにしっかりと乗る必要があることにご注意!
RSIは、相場が伸びきったところを狙うための最強のツールです。
レンジ相場で損を出しにくい
RSIは、レンジ相場でも活躍してくれます!
レンジ相場では、価格が一定の範囲内で上下動を繰り返します。
リアルタイムチャートで見ているとなかなかレンジに気づかず、往復ビンタをくらうことがあります。
意外とレンジで損出しちゃうことが多いよね。
ですがRSIの特性を活かすことで往復ビンタを避けることができるのです!
具体的には、以下のように活用できます。
レンジの上限ではRSIが70%以上を示すことが多いです。
買われすぎのサインがでて、レンジ上限に近づいている可能性が高いことを意味します。
ロングポジションを取ることは避け、むしろショートの機会を探ることができますね!
反対にRSIが30%以下になると、売られすぎのサインです。
レンジの下限に近いことが分かるのでショートエントリーすることがなくなります。
このようにRSIをつかうことで、レンジ上限で買い、下限で売るという「往復ビンタ」を避けることができるのです!
このようにRSIには多くのメリットがあります。
基本をちゃんと理解して適切に活用することで、トレードの成績を格段に上げることができます!
トレンド転換・トレンド継続の判断ができる
RSIを使えば、トレンドの転換や継続を判断することもできます。
チャート上の値動きにも上昇トレンドや下降トレンドがあるように、RSIの動き方にも高値更新をしたり、安値更新をしたりといった「傾向」があります。
例えば、価格は上昇トレンドなのに、RSIは上昇トレンドではなく下降トレンドがはじまっている場合があります。
RSI上は、上昇する力が弱回っていることを表しているので、価格の上昇トレンドも終了する可能性が高くなります。
このように、価格の動き方とRSIの動き方を組み合わせて考えることで、トレンド転換やトレンド継続の判断ができるようになります!
RSIは単なる「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するためだけのオシレータではないのです。
結構すごいでしょ??
RSIが出すサインとしては「ダイバージェンス」と「ヒドゥンダイバージェンス」の2つがあります。
ここまで説明すると、あまりにも難しすぎてそっと画面を閉じてしまいそうになりますよね。笑
ですが、この記事では「ダイバージェンス」と「ヒドゥンダイバージェンス」をどこよりも丁寧に説明します!!
一度理解してしまえば、実践でもかなり使えます。
「あ、これダイバージェンスだ!」って見つけるのが楽しくなります。
せっかくの機会なので今マスターしてしまおう!!
詳細は記事の後半で説明していきます!
RSIの設定方法
RSIの設定方法とおすすめのパラメータをお伝えします!
すでに設定できてる方は、次章の「RSIが教えてくれる重要なサインの説明」にジャンプしましょう!
ちなみに僕は1時間足でトレードすることが多いです。
1時間足でもRSIはすごく機能するので重宝しています。
今回は以下のプラットフォームでRSIを設定する方法について説明します。
- MetaTrader 5(MT5)
- TradingView
RSIはRelative Strength Indexの略で、相対力指数とも呼ばれます。
プラットフォームによっては、略せずに英語で表示したり、日本語で表示されたりします。
どれも同じ意味です。
RSIを使おうとして、「RSI」という文言をインジケータリストの中から探そうとしても見つからないことがよくあります。
そんな時は、略称ではなく正式名称で探してみましょう!
MT5でRSIを設定する方法
ではまず、MT5での設定方法について説明します。
チャート画面上部に表示されている「f」と書かれているボタンを押してください。
インジケータやオシレータを追加できる画面に移動します。
次に、メインウィンドウのヨコの「+」ボタンを押します。
すでに他のオシレータを使っている場合は、メインウィンドウの下に「インジケータウィンドウ1」や「オシレータウィンドウ」などのセクションが表示されていることがあります。
その場合は、そちらのウィンドウの「+」ボタンを押すようにしてください。
インジケータやオシレータを選択する画面にうつります。
オシレータの中からRSIを選択しましょう!
MT5では、「RSI」ではなくて「Relative Strength Index」と表示されています。
なかなか見つけにくいです。。
RSIを選択したら、パラメータ設定画面に移ります。
「期間」は14が一般的ですが、僕の場合は「9」に設定しています。
「レベル」の項目で境目の線を引くことができます。
買われすぎは70、売られすぎは30にしましょう。
デフォルトで入っているので特に変更しなくてもいいです。
あとは線の色などを好みに変更して右上の「完了」ボタンを押しましょう!
チャート上に RSIが表示されます!
TradingViewでRSIを設定する方法
続いてTradingViewでの設定方法です。
まずはチャート下部の「+」ボタンを押します。
インジケータや描画など、チャートに何かを加えたいときはこちらのボタンを押しましょう!
メニューが出てきます。
今回はRSIインジケータを追加したいので、この中から「インジケータ」を選びましょう。
種別の選択画面が出てきます。
「テクニカル」を選択してください。
インジケータ類は全て「テクニカル」の中に入っています
するとインジケータリストが表示されます。
この中から「RSI(相対力指数)」を選べばRSIをチャートに表示させることができます!
ちなみに、星マーク(お気に入り)を押しておけば、インジケータのお気に入りリストに入れておくことができます。
よく使うインジケータはお気に入りに登録しておきましょう。
誤って消してしまったときなどに便利です。
チャートにRSIが追加されます。
デフォルト設定では、RSIの移動平均が表示されていたりと、個人的には見えづらいので設定を変えます。
RSIのインジケータ名の横にある設定マークを押してください。
RSIの期間は「9」を使っているので期間を変更します。
(一般的には14が使われることが多いです)
「Show Divergence」をオンにすると、ダイバージェンスを自動で表示してくれるのでおすすめです。
続いて、スタイルのタブに移動します。
ここでは線や背景の色を変えられます。
自分の好みに合わせて変更しましょう。
「RAI-based MA」は、RSIの移動平均です。
デフォルトで表示されていますが、RSI以外のラインを表示させると見にくいので非表示にするといいです。
RSI Upper BandとRSI Lower Bandの2つが買われすぎ•売られすぎのライン設定です。
デフォルトで70と30になっているので、ここは特に変更する必要はありません。
ラインの色など変更したい場合はここで変更できます。
設定が終わったらOKボタンを押します。
チャートにRSIを表示できました!
ダイバージェンスも自動表示されてて使いやすい!
”Bull”っていう文字がちょっと邪魔だけど。。
TradingViewは設定内容を細かく変えられるので分析するのにとってもオススメです。
分析はTradingView、トレードはMT5で使い分けるのがおすすめ!
RSIが教えてくれる3つの重要なサイン
ここでは、RSIをどのように使えば優位なトレードができるか説明していきます。
RSIを使ったサインの見つけ方を、以下の3つに分けてお伝えします。
- 買われすぎと売られすぎ
- ダイバージェンス
- ヒドゥンダイバージェンス
ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスは、RSIの醍醐味とも言える要素です。
この機会に実践トレードでどのように使うのか理解しておきましょう!
ではそれぞれ説明していきます。
買われすぎ•売られすぎのサイン
RSIが30を下回ったら売られすぎ、70を超えたら買われすぎと考えます。
売られすぎのポイントではロング、買われすぎのポイントではショートをしましょう。
単純ですが、実はこれだけでもかなり効きます。
こちらのチャート例をご覧ください!
買われすぎのポイント以降は下がってきてます。
逆に売られすぎのポイント以降は上がっていますね。
特にレンジ相場なんかではこの買われすぎ・売られすぎのポイントが有効に機能する事が多いです。
ですが、全てのトレードがこれでうまくいくわけではありません!
上昇トレンドがずっと継続しているのにRSIが買われすぎのサインを出してしまう時もあります。
そのため、単純にRSIの買われすぎ・売られすぎのサインだけでエントリーするのではなく、他の要素も組み合わせてトレードするのがおすすめ!
これはトレード全般に言えることなのですが、ひとつのサインだけでトレードが成功するケースは少ないです!
ファンダの状況とか、インジケータ・オシレータとか、チャートパターンとか、ダウ理論やエリオット波動とか、マルチタイムフレーム分析とか。
これらの基礎情報を全部考えてからトレードしないとうまくいきません。
このブログでは重要な基礎に絞っていろんな記事を書いているので、他の記事も読んでおくのがおすすめです!
いつか破綻します。
破綻した人が言ってるのですから、間違いありません!笑
ひとつひとつの情報を自分で理解できるようになるために、基礎を知っておくことが大切です!
ダイバージェンスはトレンド転換のサイン
RSIにはダイバージェンスというサインがあります!
ダイバージェンスを利用することで、トレンド転換を見つけることができるようになります!
ダイバージェンスとは、「価格の動きとRSIの動きが乖離する現象」を指します。
普通トレードする時って、価格の値動きを見て安値更新されて上昇トレンドになってる!とかチェックしますよね。
それに加えてRSIの動き方を組み合わせてチェックすることで、チャート分析の精度がかなりよくなります。
RSIが出してくれるサインにはダイバージェンスと、ヒドゥンダイバージェンスの2つがあります。
まずはダイバージェンスについて説明します。
上昇トレンドの場合を例にして説明しますね。
上昇トレンド中、価格は高値を更新していきます。
ですがRSIを見たときに高値を更新せず、どんどん切り下がっている場合があります。
「価格は高値切り上げ、でもRSIは高値が切り下げ」
この不一致のことを「ダイバージェンス」と言います!
上昇トレンドが弱まっていて、トレンド転換のサインです。
ダイバージェンスの場合は、トレンドの方向に価格が更新される方向に注目しておきます。
上昇トレンドの場合は「高値」に注目です!
価格も高値、RSIも高値。
とにかく高値だけ見ておけばOK!
ダイバージェンスってすごく難しいように思えますけど、注目するポイントだけ押さえておけば割と簡単に理解できるようになります。
下降トレンドの場合はこの逆なので「安値」に注目です!
RSIでダイバージェンスをみれば、相場の転換点を早期に察知できます。
多くのトレーダーがトレンドの継続を信じている段階で、転換の兆しを一足先に見つけることができます!
ですが、本番でトレードする時はダイバージェンスと他のテクニカルを組み合わせてエントリー判断する必要があります。
実際のトレード事例を使って、後程詳しく理解していきましょう!
ヒドゥンダイバージェンスはトレンド継続のサイン
RSIには、もうひとつヒドゥンダイバージェンスという奥義があります!
ちょっと難しい言葉ですが、「トレンドの継続」を教えてくれるサインです。
先ほど説明したダイバージェンスの方は有名なのですが、ヒドゥンダイバージェンスは意外と知られていません。
ですが、トレンドの継続を判断するのにかなり使えます!
ダイバージェンスでは、上昇トレンドでは値動きもRSIも「高値」に注目していましたね。
ですがヒドゥンダイバージェンスでは、上昇トレンドでは値動きもRSIも「安値」に注目します。
注目するのが、押し目(上昇トレンド)•戻り目(下降トレンド)に変わります。
例えば上昇トレンドの中で、価格が安値を更新しているのに、RSIは前回の安値を下回っている時がヒドゥンダイバージェンスです。
RSI上は安値を更新して、さらに上昇するパワーを溜めている状態と言えます。
トレンドフォローでトレードする時には、このヒドゥンダイバージェンスをエントリー根拠にするのがいいです!
逆に、下降トレンドでは「高値」に注目しましょう。
価格は高値が下に切り下げているのに、RSIは高値が上に切り上げている状態がヒドゥンダイバージェンスです。
ヒドゥンダイバージェンスが発生してるときは、トレンドがまだまだ続く可能性が高くなっています。
そんな局面では、トレンド転換を狙って逆張りするのはすごくキケン!
トレンドフォロー戦略を続けましょう!
これまでの説明でRSIをどのように見れば良いか、全体像を理解できました!
いよいよここから応用編ですよ!!
実際にどのように考えてトレードすればいいのか、実際のチャートを使いながら考え方を説明していきます。
RSIを使ったトレード事例3つ
本番トレードでのポイントは「RSIだけでトレードしないこと!」
どういうことか、実際のチャートをみながら理解していきましょう。
これまでに説明した、以下3点のサインについてそれぞれ事例をお見せします!
RSIマスターの最後の仕上げです!
はりきっていきましょー!!
買われすぎ•売られすぎを活用したトレード
RSIの買われすぎ•売られすぎを活用する場合は、レンジ相場がおすすめです。
上位足のレジサポライン付近では、値動きも迷いやすいのでレンジ相場になりやすいです。
そのため、上位足レジサポ付近でレンジ相場になることを期待して、RSIを使ってトレードするのがおすすめです。
例えばこちらの日足チャートをご覧ください。
前回の高値で大きく反発されて上ヒゲになっています。
こういった重要ポイントに水平線を引いていると、次回そこに近づいたタイミングでも意識されるポイントになります。
実際にトレードする1時間足などの下位足でRSIを見ると、水平線付近でレンジのような動きになっています。
ここで、RSIの売られすぎではロングをして、買われすぎのポイントではショートを打てば、勝ちやすいです。
この方法には1つデメリットがあります。
思いっきり逆張りになってしまうので、慣れていないとメンタル的にきつい。
ですが、それを乗り切ってちゃんとエントリーできるようになれればかなり勝ちやすくなります。
頑張って練習あるのみ!
ここまで説明した通り、実際にトレードするときはRSIだけを見ればいいというわけではありません。
マルチタイムフレームで見て上位足で意識されるポイントを探したり、その付近でレンジになることを予め想定する必要があります。
複数の要素を組み合わせてトレードするようにしましょう!
ダイバージェンスを活用したトレード
RSIのダイバージェンスを利用すれば、トレンドの転換点を見つけられます。
トレンド転換点をうまく捉えることで、大きな利益を出すことができます。
でも、ただダイバージェンスが出たからといって即座にエントリーするのは危険です。
ダイバージェンスを理解しても、それだけでトレードすると痛い目にあります。
その結果、「ダイバージェンスは使えない!」という固定観念を持ってしまうことになるのでとてももったいないです!
実際にトレードするときは、他の要素と組み合わせて慎重に判断しましょう。
例えば、以下のような要素を見ながらトレードするとかなり勝てるようになります。
- 環境認識をシンプルにして水平線を引いておく
- ダイバージェンスの発生を待つ
- エリオット波動を使って波動をカウント
- チャートパターンを確認してエントリー
順番にチャート例を見ながら理解していきましょう!
1. 環境認識をシンプルにして水平線を引いておく
まずは「買われすぎ・売られすぎを活用したトレード」と同じように、トレードしている時間軸よりも上位足のチャートで重要な水平線を見つけます。
過去の重要なサポートやレジスタンスラインを見つけて水平線を引きましょう。
2. ダイバージェンスの発生を待つ:
引いておいた水平線の付近でRSIのダイバージェンスが発生するのを待ちます。
必ずしも水平線でピッタリと反発する必要はありません。
チャートを読み解くときに大切なのは、「エリアで見る」ということです。
水平線の付近でダイバージェンスが発生しないか注目しましょう。
ダイバージェンスが発生することで、水平線で反転してトレンド転換してくれる確率が高まります!
3. エリオット波動を使って波動をカウント
水平線付近でダイバージェンスが発生したら、他の理論もさらにチェックして2重3重の準備をしましょう!
エリオット波動の上昇5波が終了しているかも考慮に入れるといいです。
5波が完了していれば、大きな調整や反転の可能性が高まります。
4. チャートパターンを確認してエントリー
さらに転換を示すチャートパターンが形成されるのを待ちます。
ダブルトップやトリプルトップなどですね。
トレンド転換を狙う時はチャートパターンも使ってさらに勝率を高めるのがおすすめ!
これらの要素を総合的に判断することで、より精度の高いエントリーが可能になります。
日常生活でも大切なことは、何度も何度もいろんな方法でチェックしますよね。
それと同じで、トレードでも勝負するときはいろんな角度から確認を怠らないようにしましょう!
RSIのダイバージェンスはRSIの醍醐味とも言える強力な方法です。
ダイバージェンスを他の分析手法と組み合わせることで、より洗練された手法にすることができますよ!
ヒドゥンダイバージェンスを利用したトレード
最後にヒドゥンダイバージェンスを使ってトレンドフォローでトレードする場合について見ていきましょう。
ヒドゥンダイバージェンスはトレンドフォロー戦略で、押し目買いや戻り売りのタイミングでエントリーするのがポイントです。
これまでの事例と同様に、他の要素もチェックしながら精度をあげてトレードしましょう。
まずはヒドゥンダイバージェンスを見つけたら、トレンドの継続を想定します。
上のチャート例では説明の都合上先が見えてしまっていますが、本来はトレンドが本当に継続してくれるかわかりません。
まずはダウ理論でトレンドが続いているかどうかを確認してトレンドが終了していないか確認します。
上昇トレンドの継続条件は、高値切り上げ・安値切り上げです。
チャート例を見て、十分その条件を満たしているのでまだまだ上昇トレンドは続きそうです!
次にエリオット波動で波動数をカウントします。
今どの波に位置しているのかを数えてみてトレンドがまだ継続してくれそうか判断します。
今回の例だと、上昇2波が終わってこれから3波動目の推進波がくるというところでした。
十分狙えそうなのでこれでロングエントリーして見ればOKです!
ちなみにこんな感じでトレンドラインを引くことがよくあると思います。
そしてトレンドラインを下にブレイクしたからショートを仕掛ける人も一定数います。
でもトレンドラインのブレイクだけだとエントリー根拠に乏しいのでショートを打つのはやめましょう。
実際にトレンドラインを下にブレイクした後も上昇を続けていますよね。
さらにこれまで見てきた通り、ダウ理論的にもエリオット波動的にも、上昇トレンドはまだまだ続きそうです。
トレンドラインブレイクは確かに機能しますが、他の要素もちゃんとチェックしないと痛い目にあいます。
次は利確ポイントについてです。
エントリーする前に利確ポイントについてもあらかじめ考えておきましょう。
利確ポイントはすごく迷いやすい。
ですが、値幅計算をすれば利確ポイントも見えてきます。
今回の場合だと、最初の上昇で伸びた値幅と同じだけ伸びる(N値と言います)ことを想定してトレードするといいです。
実際のチャートを見てみると、確かに同じ値幅になっています!
僕は値幅をトレードでよく使います。
特に利確ポイントを見極めるのに使えることが多いです。
しかもめちゃ効く。
こんな形でRSIを使いながらトレードするとかなり勝ちやすいです。
「お気に入り登録」しておいて何度も読み返してみてください。
以上が実際のトレードでRSIのサインを使いながらトレードする方法です。
「RSIだけ」を使うんじゃなくて、他の要素も慎重に見ながらトレードするのが大切です!
まとめ
FXトレードでかなり使える、RSIについて詳しく解説しました。
もう「RSIは使えない!」なんて言わせませんからね!笑
RSIを活用できる3つの理由として以下を挙げましたね。
- 相場が伸びきったところを狙える点
- レンジ相場での損失リスクの低減
- トレンド転換や継続の判断に役立つ点
さらに、RSIが示す3つの重要なサインについても理解できたと思います。
- 買われすぎと売られすぎのサイン
- ダイバージェンス
- ヒドゥンダイバージェンス
実際のトレード事例も見ていったので、トレードプランに組み込んでいく方法もこれで理解できましたね!
基礎を着実に学べばFXは勝てます!
勝てなくてムカつく人は基礎を一つずつおさえていきましょう。
逆に基礎を学ぶ気がないなら、FXはやめた方がいいです。
お金がどんどん減っていきますから。。
この記事でまた一つ、成功者に近づきました!おめでとうございます!