サイクル分析では、トレンドの転換点をねらってトレードをします。僕は、チャートに現れるパンの形を使って気軽にトレードをしています。今回は僕が使ってるシンプルなエントリーポイントを詳しく説明します。
初心者でも簡単にできるので、僕のサイクル分析(Pan’sトレード)を実践してみてください。
サイクル分析の概要

相場は上がって下がるサイクルを繰り返している
サイクル分析では、相場が「上昇をしてトレンド転換をした後に下落をする」と言う上がって下がる1つの周期(サイクル)に注目して分析を行っていきます。
相場はジグザグに動いていくのが基本です。どんなチャートでもジグザグが存在しますよね。
上がって下がる(下がって上がる)の1つのサイクルを相場は繰り返しているだけと言う考え方ができます。
トレードで利益を出すためには「上がったところでショートをしておき、下がるのを待つ」「反対に下がったところでロングをしておき、上がってくるのを待つ」と言うのが最も理にかなった方法といえますよね。

トレードで狙うべきポイントは「押し目買いと戻り売り」
トレードの基本は誰もが知っている通りで、エントリーで狙うべきポイントは押し目買いと戻り売りのポイントです。つまり、狙うべきポイントをかみ砕いてまとめると以下のようになります。
エントリーで狙うべきポイント:
下がったところで買って上がるのを待つ。上がったところで売って下がるのを待つ。
これに尽きるのですが、この考え方をがちがちになって狙い過ぎるがあまり、逆張りナンピンで散々な目にあっている人が多いですよね。
下がったらただ買えばいいというわけではなくて、下がったところで上昇するサインが出てきて初めて買うことができるのです。
つまり、この上がった後に下がるパターンと、下がった後に上がるパターンを身に着けていれば、上手なエントリーをかけることができるのです。
このトレンド転換点を探す方法をこれから説明します。
エントリーのポイントをシンプルにパターン化する
エントリーに使えるトレンド転換ポイントを探す方法は人それぞれです。チャネルラインを引いて探す人もいれば、フィボナッチリトレースメントで探す人もいます。
僕は、よりシンプルにチャートを見れるようになるために、押し目買い・戻り売りをパンの形を使ってパターン化しました。
あえてシンプルにすることで、誰でも簡単にエントリーポイントを見つけることができるのがおすすめのポイントです。事実、これまでどこでエントリーすればよいかブレブレだった僕も、かなり安定してエントリーをかけることができるようになりました。
Pan’sトレードでは、このエントリーポイントのパターンを詳しく説明していきます。
サイクル分析におけるエントリーパターン
戻り売り・押し目買いの3パターン

戻り売り・押し目買いはチャートの形が上下反転しているだけなので、この記事では戻り売りのパターンに限定して説明をしていきます。
戻り売り・押し目買いのパターンはこちらの3つのパターンがあります。
- 食パンのパターン
- カレーパンのパターン
- サータアンダギーのパターン
それぞれのパターンの特徴と、エントリーポイントをみていきましょう!
食パンの特徴とエントリーポイント

食パンは、上昇した後になってしばらく横ばい相場が続き、下降に転じるパターンです。
この横ばい相場の時に、往復ビンタに合って消耗することが良くありますね。食パンパターンだと見極めることで、往復ビンタを食らうこともなくなります。
エントリーポイントは、もみ合い相場を確認して反転狙いでエントリーをかけるか、もみ合い相場を下抜けした時にエントリーをかけるようにしましょう。
実際のチャートでみるとこんな形で食パンが出現しています。

サータアンダギーの特徴とエントリーポイント

サータアンダギーは、丸く円を描くようにトレンド転換を行うパターンです。一般的には、カップ型ともいわれます。
なだらかに円弧を描いて転換してくれるので、エントリーもしやすく初心者向きになります。体感的には、食パンやカレーパンのほうが出現頻度が高いです。
エントリーポイントは、緩やかなカーブの頂点や、下落に転じた時になります。丁寧にエントリーをかけていきましょう
実際のチャートで見ると、こんなところでサータアンダギーが発生してます。

緩やかなカーブで相場が転換していくイメージです。
カレーパンの特徴とエントリーポイント

カレーパンは、上昇したあとすぐに下落に転じるとがった形のトレンド転換パターンです。
この形をみきわめるのはかなり難しいのですが、上げ切ったと思われるところでお試しエントリーをかけることで利益をとることができます。
カレーパンかと思いきや、食パン!みたいなこともよくあるので、最初は食パンかサーターアンダギーでトレードするのが無難です。
実際のチャートでは、こんな形でカレーパンが出現します。

V字チャートといわれることもありますが、この急激な転換をとるのはなかなか難しいです。
サイクル理論について本を読んで勉強する必要はない
上昇と下降の1つのサイクルを学ぶ『サイクル理論』という考え方があります。そして実際にサイクル理論という名前で本も出版されています。
僕も読んだことはありますが、サイクル理論では、主要な通貨ごとに、1サイクルにどれくらいの時間がかかるか(何本のローソク足で1つのサイクルができやすいか)などを解説しています。
でも、サイクル理論を本で勉強する必要はありません。残念ながら、はっきり言って時間の無駄でした。
大切なのは、何本で1つのサイクルができやすいのか数えることではなく、トレンド転換のパターンを1つサイクルとして考えて分析を行っていくことです。自分なりの考え方を確立すればよいだけです。
エントリーの基本を守ればトレードの成功につながる
以上が、サイクル分析におけるエントリーポイントの基本です。今まで見てきたポイント以外でエントリーをすることはありません。
逆にこれらのポイントを守って入れさえすれば、大きく負けることなくトレードを淡々とできるようになります。
トレードのさらなる発展的な考え方は、僕のトレードのすべてを書いた「パンノート」で説明しているので、ぜひこちらもご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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