インジケータやオシレーターってすんごい種類がありますよね。しかも、それぞれでパラメータも変えることができるので、もはや表示の仕方は無限大です。これがまさに沼で、移動平均線ひとつをとっても「EMAなの？SMAなの？25SMAのほうがいいの？21SMAのほうが効きやすい？？」、、、と考え始めたらキリがありません！しかもこれら一つ一つをチャートに表示させて検証して・・・なんかやってたらいつの間にか人生終わるんじゃないかというくらい恐ろしい底なし沼になってます。
実際に僕もこの沼に片足をつっこんで出られなくなってた時期がありました。しかもやっかいなのが、「やってる感」があるので、沼にハマっていることすら気づかずにしばらくもがいてたんです。
ということで今回は沼から見事這い上がってきた泥だらけの僕が、インジケータとオシレータについての考え方をまとめておきます。今まさに沼にハマっている人や、これから沼にハマりに行こうとしてる人の役に立てればうれしいです。
この記事のまとめ
インジケータとオシレータの正しい使い方とは
あくまでテクニカル分析のサポートツールとしてだけ使おう
そもそもインジケータとオシレータってなんなのって感じなんですけど、僕は「相場の状況を教えてくれる分析のサポートツール」だと思っているんです。今現在の状況を分かりやすく教えてくれるガイドみたいな感じです。
つまり、今現在の状況を教えてくれているだけであって、これからどう動くかというガイドは行ってくれないものなんです。これだけでエントリー根拠にすることはできないってこと。
これはすべてのインジケータとオシレータに共通していえることです。今の動き方をいろんな方法で視覚化してくれているだけの過去の軌跡を見せてくれるツールです。
例えば入門書を読んでみると、「移動平均線のゴールデンクロスが発生したらエントリーチャンス！」なんて記述がありますが、これを試してFXで勝てているひとはいません。僕はこれまで、「移動平均線は何か特別な見方や設定をすることで、トレードで勝てるようになるすごいワザがあるはずなんだ！」と信じ切って、いろいろと試してきたから言い切れます。
なので、正直インジケータとかオシレータは、自分が見やすいものを使っておけばなんでも良いんです。
どのインジケータ・オシレータを使うべきか
インジケータは、別に特別なものを使う必要はありません。代表的なインジケータ(移動平均線・ボリンジャーバンド・一目均衡表)からどれか自分が使いやすいものを一つ選んで、とにかくそれを使い続けることが大切です。
使い続けていることで、経験値が溜まっていくため自分の手法を固めやすくなっていきます。
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オシレータについては、僕は使っていません。これまでに何度も使うようになったり、使わなくなったりを繰り返していたのですが、結局使わなくても普通に勝てるので、オシレータは使わないことにしました。
僕はオシレータを表示させちゃうと、チャート画面の一部がオシレータに占領されちゃってチャート自体が見にくくなっちゃうのであまり好きではありません。
それに、意識が分散してしまうので逆に成績が悪くなってしまう気がします。
RSIなんかを表示させて、売られすぎ買われすぎをみてエントリーの根拠にするという教科書的な手法もありますが、結局それって逆張り的な考え方になってて、順張り主義の僕にとってはあまり好ましい考え方ではないんです。
百歩譲ってもしオシレータをエントリーの根拠として使いたい場合は、ダイバージェンスを見るのが一般的です。でも、これも初心者にとってはかなり難易度が高い方法です。ただでさえローソク足と別のウィンドウでグラフが表示されてて、それに加えてダイバージェンスも見つけるとなると、混乱してしまいます。
慣れてないと、オシレータに振り回されてしまい、気づけばすごい数のエントリーをしていることが良くあります。
オシレータを使って根拠を探し出すのではなく、値動きそのものをしっかりと見てトレードすれば、より良い結果が得られると思います。私たち個人が生き残っていくためには、手広く何かをするよりも、とにかく集中してひとつのことを極めるのが大切なのです。
いろんなことに手を出さないようにする
なんでもそうだと思うんですけど、いろんなことに広く手を出しちゃうとどれもうまくいかなくなることが多いです。特に成果が何も出てないうちは、とにかく一つのことに集中してそれを極めるようにした方がいい。
いろんなことに手を出すのって、一見自分のスキルと装備を増やして強くなっているように見えるんですけど、僕はそうじゃないと思うんですよね。特に僕みたいなサラリーマンの場合は、自分の本当にやりたいことに費やすことができる時間がかなり少ない。
だったら一つのことにとにかく集中して一点突破しないと何もうまくいかなくなるんですよね。色んな事に手を出して装備を増やしても、その装備一つ一つが食パンみたいにフニャフニャのしょぼい装備だったら、硬い装備を持っている人に一発で負けちゃいます。
そうならないように、使える時間が少ないなら少ないなりに集中して、１つの強い装備を作り上げる方が良いです。例えばヒザにダイヤモンドの硬さの装備をつくることができたら、どんな人がヒザに攻撃を仕掛けてきても負けることはありません。まぁその代わりヒザ以外に攻撃されたら一瞬で負けるんですけど笑
だったらヒザの戦いに持ち込めばいいだけで。
つまり移動平均線を使うんだったら、移動平均線だけ完璧に見方を極めてしまえば、どんな相場でも移動平均線を使って分析をすることができるようになります。
僕はSMAだけを使ってます。SMAだけあれば、今の相場がどんな相場なのかをすぐに説明することができますし、それと他の分析方法をもとにトレードプランを作り上げることができます。
大切なのは集中！！
